カナシミ(Kanashimi )专辑介绍
SBDの池田貴史やwyolicaのazumiらとのコラボやお笑い芸人ユニットのプロデュースなど、新たな活躍を見せるスネオヘアーのアルバム。タイトルしかり、彼にはせつなさや悔しさを織り交ぜた悲哀がよく似合う。アーティスト本人の力量を存分に発揮した会心作。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
自分のなかにある負の部分(どうしようもない自己否定の感覚、未来に対する根拠のない絶望感、何をやっても無意味に思える諦念などなど……)に長い間向き合っていると、あるとき突然、何の前触れもなく気分がパーッと晴れることがある。たぶん、動物的な本能として体が“そんなに悩んでると病気になっちゃうよ”という信号を出してるんだと思うのだけど、そのときの気分は何物にも代えがたい。何を言ってるかわからないかもしれないが、わかる人には絶対にわかるこの感覚を、スネオヘアーの4枚目のアルバム『カナシミ』を聴いて僕は、はっきりと思い出した。前作『フォーク』ではとことん内省的だった彼は、本作でいきなりカラフル&ポップな方向に振り切れてしまった。池田貴史(SUPER BUTTER DOG/100s)、根岸孝旨、會田茂一といったプロデューサーの起用も、彼の意識が外に向かっていた証左。“カナシミ”を快楽に変えてしまうポップ・マジックが、本作には確かに宿っている。 (森 朋之) --- 2005年12月号
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
自分のなかにある負の部分(どうしようもない自己否定の感覚、未来に対する根拠のない絶望感、何をやっても無意味に思える諦念などなど……)に長い間向き合っていると、あるとき突然、何の前触れもなく気分がパーッと晴れることがある。たぶん、動物的な本能として体が“そんなに悩んでると病気になっちゃうよ”という信号を出してるんだと思うのだけど、そのときの気分は何物にも代えがたい。何を言ってるかわからないかもしれないが、わかる人には絶対にわかるこの感覚を、スネオヘアーの4枚目のアルバム『カナシミ』を聴いて僕は、はっきりと思い出した。前作『フォーク』ではとことん内省的だった彼は、本作でいきなりカラフル&ポップな方向に振り切れてしまった。池田貴史(SUPER BUTTER DOG/100s)、根岸孝旨、會田茂一といったプロデューサーの起用も、彼の意識が外に向かっていた証左。“カナシミ”を快楽に変えてしまうポップ・マジックが、本作には確かに宿っている。 (森 朋之) --- 2005年12月号