小档案
MORRIE(Vo)
YOU(G)
CRAZY COOL JOE(B)
MINATO (Dr)
小简介
インディーズ時代から独特の世界観を持ち、その高い音楽性により、今でも根強いファンを持ち続けているカリスマ的なバンドである。
1984年暮れ、元LIARのMORRIE (Vo) 同じく、元LIARのTAKAHIRO(Gt)、
元RAJASのCRAZY COOL JOE (B) を中心に結成される。後に元TERRA ROSAのTANO (Dr) が加入して本格的にバンドがスタート。
当時、「LIAR」「RAJAS」「TERRA ROSA」はロックシーンでかなり名の通ったバンド達で、そこからのメンバーで構成されたDEAD ENDは、デビュー前から注目を浴びており、1985年3月の大阪・バーボン・ハウスで行われたライブは、デビューライブというのに470人もの観客を動員する。
翌1986年には、"DADEMONIUM BREAK TOUR'86 Vol.1" と題しての全国ツアーを行い、全国各地のライブハウス動員記録を、たて続けに塗り替えていく。 このツアー直後、DEAD END結成の中心人物であるTAKAHIRO(Gt)が脱退。後任に、関西ギタリストNo.1と言われていた 元TERRA ROSAのYOUが加入。
インディーズレーベルから、1stアルバム『DEAD LINE』をリリース。
同年6月、このアルバムリリースを記念しての大阪・バーボン・ハウスで開かれた発売記念ギグに800人もの観客を集める。 この1st.アルバムは、今ほどメジャーでは無かったインディーズシーンにおいて、1万枚の大台を突破し、当時のインディーズ記録枚数を軽々と抜き去るなど、旋風を巻き起こす。
メジャーデビュー直前にドラムのTANOが病により脱退。
オーディションで元SABER TIGER(北海道)のMINATOが加入し、メジャー進出を果たす。
メジャー進出後も商業主義に捕らわれない独自の音楽スタンスを貫き、ハードロックを基調としたMORRIE独特の詞の世界観と、それを盛り立てるMINATOとCRAZY COOL JOEの完璧な強力タッグのボトムライン、変幻自在にギターを奏でるYOUのサウンドで多くのリスナーを魅了する。
特に、独特の唱法・詞の世界観を持ったボーカル・MORRIEのカリスマ性は、抜きん出ており、後のバンドスタイルに多大な影響を与えている。
後期にプロデュースを行った元PINKの岡野ハジメの影響はアルバムのサウンドに大きく現れている。 ex.LUNA SEAの河村隆一はMORRIEのビジュアルに(LUNA SEA初期のスタイルを見るとそれが分かる)、ex.黒夢の清春は、歌唱法とビジュアルの双方に影響を受けたと公言。また、その清春の友人であるex.Luis-Mary、現abingdon boys school・T.M.Revolution等で活躍の西川貴教は「MORRIEは本物のカリスマ」と語っている。さらに西川貴教と親しく、インディーズ時代黒夢とよくタイバンをしていたL'Arc〜en〜Cielのhyde(歌唱法、ファッションなど)、tetsu(本人曰く"DEAD ENDのCDが日本一売れる店"でバイトしていた時、そこで何度もMORRIEと会っており親しい関係だった)、元ドラマーsakura(元DEAD ENDのローディー)らが影響を受けている(L'Arc〜en〜Ciel初期のライブではカバーもしていた)、など数々のミュージシャン達がインスパイアされている。
計4枚のアルバムと1枚のライブ・アルバムを送り出し、1990年1月に解散。 当初、「湊のみが脱退し、バンド自体は継続する」という話になっていたが、彼の穴を埋めることの出来るドラマーを見つけられなかったため、苦心した残るメンバーはドラムシーケンサー等を使いライブを行うも不評に終わり、そのまま解散へと至った。
リリースしたアルバムは少ないながら、そのアート性の高い楽曲は高く評価されている。 アルバム『GHOST OF ROMANCE』『SHAMBARA』はアメリカの大手メタル系インディーズレーベル『METAL BLADE』からアメリカでもリリースされた。『SHAMBARA』に収録されている「JUNK」はカリフォルニアにある有名なHM/HR系FM局のオンエアーチャートの上位にランクされた。
4枚目のアルバム『ZERO』に収録されている『I'M IN A COMA』はYOU自身によれば「快心の作」であり、YOUはレコーディングが済んだ後、アルバムに収録されることを心待ちにしていた。しかし、CRAZY COOL JOEはこの曲が気に入らず、アルバムから外そうと提案していた。YOUはJOEをスタジオ廊下に呼び出し説得、その甲斐あって、晴れて収録されたという逸話がある。またYOUは自身のソロアルバムでDrに湊を迎え、この曲をセルフカバーしている。
1990年の20年近くもの活動休止から、2009年8月15日、幕張メッセ<JACK IN THE BOX 2009 SUMMER>のステージで復活することが報道された。