小简介
3歳よりピアノを始め、小学生時代にヤマハ?ジュニア?オリジナル?コンサート(JOC)に参加し世界各国を演奏旅行。 桐朋学園大学在学中の1986年にアルバム「Angelique」でデビューした。
1988年より「西村由紀江の日曜はピアノ気分」(読売テレビ)放送開始。10年にも渡る長寿番組となる。
1991年にテレビドラマ 『101回目のプロポーズ』 の音楽を担当して全国的に注目され、同タイトルのサウンドトラックは、インストゥルメンタルとしては驚異的なオリコン3位という成績を残した。この頃からドラマ 『親愛なる者へ』 など、テレビ番組のBGMでの起用が目立ち始める。
2006年に映画 『子ぎつねヘレン』 の音楽を担当。また、同年、NHK教育テレビの趣味講座番組 『趣味悠々』 にて 『西村由紀江のやさしいピアノレッスン 世界の名曲を弾いてみよう』 の講師を担当。ピアノに親しみを持たせるための斬新な試みが視聴者に好評であったため再放送された。その後も依然として反響が大きかったため、2007年12月、『趣味悠々?選』 として再々放送された。
近年では学校コンサートや病院コンサートをライフワークとして年間60本以上のコンサートを行ないつつ、毎年1枚のペースでアルバムを発売している。
北海道新聞において、連載エッセイ「音のかたち」を約3年間にわたり執筆し、2008年7月に終了した。以前、テレビ番組(情熱大陸)の収録で訪れた北海道の知床に深い縁ができ、世界自然遺産に登録された同地域をテーマにした「いとしき知床」を作曲し、同名のタイトルのCDをプロデュースしている。斜里町においても定期的(原則隔年)にコンサートを行なっている。また、知床での番組収録時に、中距離ではあるが、野生の羆(ヒグマ)と遭遇した経験がある。
2007年4月1日に財団法人ヤマハ音楽振興会より独立し、現在は西村の個人事務所である株式会社モデラートにて活動を行なっている。
2007年9月、自叙伝「あなたが輝くとき」を出版。同月、北海道放送(HBC)制作のドラマ「さいはての向日葵(ひまわり)」の音楽を担当し、本人が音楽教師役で少し出演している。さらに同月、映画音楽を担当した 『Mayu -ココロの星-』 が公開された。
初めての著書「あなたが輝くとき」では、これまであまり語られていなかった家庭環境やデビュー当時のエピソード、事務所を離れる際のできごとなどが、正直に、ストレートに綴られている。また、涙を誘うような記述の一方で、ユーモアセンスに溢れた笑えるエピソードも満載され、「西村由紀江」という人物を知る上で、欠かせないエッセイ集である。あまり苦労もなく優雅に見えるピアニストでも、水面下では試行錯誤の繰り返しであったことが告白されている。
コンサートやサイン会などでの振る舞いは、誠実で礼儀正しく、ファン思いの丁寧な対応をすることで知られる。音楽を担当した映画のシーンをスクリーンに映写しながら、それに合わせてピアノを弾いてみたり、自らブレンドしたオリジナル?フレグランスの香りを会場内に漂わせ、五感を使ったコンサートも実施している。また、最近は、ピアノ演奏者の表情や手の動きが客席の位置によっては見えないことに配慮した試みに果敢に取り組み実践した。
一見、ふんわりしたなかにも、凛とした人柄が好感をよび、そこから紡がれるピアノの音色は多くの聴衆を魅了し続けている。