退屈の月

貫けないなら愛すのをやめて
返り散る美しい紅の中踊れ
春待ち　雪舞う心騒ぐ夜
舞い落ちる美しい花の中逝けばいい
一から千まで数えては
また逆さにして弄ぶ
沈む意識の底に重なり絶えゆくは
現の破片
]望みは数多 叶うは幾つ？
愛しい程に　痛みが募る
隠せないような　鮮やかな青
不可能ならば　奇跡起こすだけ
此処は何処でもない
名前も意味がない
呼ぶ声もいつからかひとつになった
千から一まで数えては
また逆さにして弄ぶ
眠るあなたはどこに？
転がる先は　冷たくヒトリ
欠けてゆく月 もの言わぬ空
愛しい程に　闇が蝕んでゆく
欠けてゆく月 もの言わぬ空
愛しい程に　闇が蝕んでゆく
隠せないような　鮮やかな春
それが運命なら夢を見せるだけ