フライト・ナイト・フライト

原曲：【九月のパンプキン】


路地裏を歩く猫の足音は
不思議なPartyの招待状
こっちへおいでと私に微笑む
緋色の目をしたエトランゼ

蝙蝠が空を覆い尽くす時
怪しげなドアがキーと開いた
キャンディの香りと部屋中漂う
甘いポイズンが血を巡る

太陽に祝福されない者が
今宵蠢く
ひとりひとり手にした
ジャック・オ・ランタン

丸い窓の外　魔女が嘲笑う
ここは真っ暗な落とし穴
両手を繋いで瞬きしたら
魘飛行の夜　Fright Night Flight★

禍々しい遠吠えが聞こえる
その牙を剥いたルー・ガルー
ふと気づいた途端　ドキドキする
少し低い君の体温

枯れた錆色の花の一輪
胸元のポケットに飾る
一番高い所に登って
異色の街並みを見下ろす

飴玉が散らばる夜空を
飛んでみよう　今から
決まり文句だけどね
トリック・オア・トリート？

自由自在にオーバードライブ
銀河は二人の滑走路
悪戯ぽっく　指を鳴らしたら
星が乱舞する　Fright Night Flight☆

お城の影は　雲の隙間から
頭をのぞかせたゴーレム
蝋燭の火が不安定に揺れる
ようこそ悪夢の領域へ

白骨のプリマドンナの歌う
鎮魂歌がホールに響く
街角のダンスフロアの上を
ドッペルゲンガーが跋扈する

魅入られたかもう　そう
今宵の月のように
妖しく光る君の瞳に…
真実はいらない

知らなくていいよ　名前は呪縛
心の牢獄に鍵はいらない
パレードの人ごみの中　そっと
君の手を離す　Fright Night Flight★

魑魅魍魎の長い夜が終わる
明日の二人は…エトランゼ♪